群山・東国寺で出会う日本式寺院と朝鮮時代の仏像
群山の東国寺は、1909年に日本の曹洞宗布教所として始まり、1913年に現在の場所に建立された日本式寺院です。境内では、1932年に建てられた大雄殿、朝鮮王朝中期の塑造釈迦如来三尊像、平和の少女像、そして三一独立運動犠牲者追悼碑を一度に見学できます。
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1909年の布教所から1950年代の東国寺まで
東国寺は、1909年に日本の曹洞宗が群山に布教所を設置したことから始まりました。1913年に現在の場所へ日本式の寺院が建てられ、日本統治期には金剛寺または金剛禅寺と呼ばれていました。解放後、韓国の仏教界が寺院を引き継ぎ、1950年代に東国寺へ改名されました。
現在の東国寺は、大韓仏教曹渓宗第24教区・高敞の禅雲寺に属する末寺です。日本仏教の痕跡を残す建築物と韓国仏教の信仰空間が一つの場所に重なっており、群山の近代都市形成と植民地の歴史を短い動線で理解するのに適しています。
1932年の大雄殿で確認できる日本式構造
現在の大雄殿は1932年に建てられた木造建築で、国家登録文化遺産です。2003年7月15日に登録文化遺産に指定され、国家登録文化遺産登録番号は第64号です。住所は全北特別自治道群山市東国寺キル16(クムグァンドン)です。
建物では、急勾配の切妻屋根、木製の引き違い窓、日本の寺院でよく見られる軒の曲線を確認できます。内部の仏壇と丹青の一部は現代に修復されていますが、基本構造と空間配置は原形を保っており、廊下でつながる僧房も日本式木造建築の形態を残しています。


1650年の塑造釈迦如来三尊像はどこにあるのか
東国寺には、1650年頃の朝鮮中期に制作された塑造釈迦如来三尊像があります。中央の釈迦如来と、左右の迦葉・阿難からなる三尊像で、高さ150cmを超える大型の塑造像として、国内に現存する唯一の例です。
仏像の内部からは、後鈴筒や記録物を含む腹蔵遺物が発見されました。制作には彫刻僧の浩然泰浩・碧巌覚性・応梅が参加し、この三尊像は2011年9月5日に国指定宝物に指定されました。大雄殿と三尊像は、異なる時代の建築・仏教遺産を一度に見られる主要な見学対象です。


懺謝文の碑と2015年の平和の少女像
東国寺の境内には、日本の曹洞宗が1992年に過去を悔い、謝罪しながら発表した懺謝文を、2012年に石へ刻んだ碑があります。寺院の日本式建築だけを見るのではなく、この碑も併せて読むことで、東国寺が植民地時代の痕跡を保存しながら、現在の記憶と和解を扱う場所となった理由を理解できます。
碑の前には、2015年の解放70周年を迎えて募金で建立された平和の少女像があります。少女像の隣には日本伝統様式の鐘楼があり、鐘楼の梵鐘は1919年に日本の京都で鋳造されたものと紹介されています。境内には石造の三十三観世音菩薩像と石造の十二支本尊像もあります。

日の出から日没まで、入場券なしで巡る動線
東国寺は2022年時点で、利用時間は制限なし(日の出時から日没時まで)と案内されており、休業日はありません(年中無休と案内)。利用料金は無料なので、別途チケット売り場で券を購入する必要はありません。問い合わせは063-446-5114(群山近代歴史総合案内センター)、公式案内サイトはhttps://tour.gunsan.go.kr/tourです。
東国寺は群山市金光洞の路地内にあります。群山近代歴史博物館・浮橋埠頭・草原写真館を組み合わせた1泊2日のコースが紹介されており、草原写真館から東国寺までは700m、車で約2分と案内されています。周辺の名所間を徒歩10~20分で移動したという旅行記もあり、群山の近代文化圏を歩いてつなぎたい旅行者に向いています。
一般車両の駐車と車いすアクセスの実際の条件
一般駐車施設は利用不可と案内されているため、乗用車で訪れる旅行者は東国寺のすぐ前に駐車する前提で計画するのは難しいです。寺院で行事がなく混雑していない場合は、障害者用車両を境内に駐車できますが、境内への駐車ができない場合は寺院付近の裏通りに駐車する必要があります。
寺院の進入路は傾斜が急で、車いすで出入りする際には助けが必要です。また境内には砂利が敷かれており、車いすで自由に移動するのは困難です。ただし、トイレの建物には障害者用トイレがあり、石壇の上の建物には木製スロープが設置されているため、車いすで入ることができます。
トイレ裏の3分の山道と見学時間
旅行記によると、境内を見て回る時間は約30分です。大雄殿と三尊像、懺謝文の碑、平和の少女像、鐘楼を順番に見れば短時間の訪問が可能ですが、建物の日本式の窓や軒を比較したり、周辺の近代文化遺産も併せて歩いたりすると時間が長くなります。
大雄殿の裏手には鬱蒼とした竹林があります。トイレの前から始まる山道を約3分上るルートで、傾斜があるため車いす利用者には適していません。東国寺を含む群山1泊2日の旅行ビデオブログは2023年1月24日に投稿されており、実際の旅行動線を考える際の参考資料として活用できます。

訪問前の確認
- 住所
- 全北特別自治道群山市東国寺キル16(クムグァンドン)
- 営業時間
- 制限なし(日の出時~日没時)
- 休業日
- なし(年中無休と案内)
- 料金
- 無料
- 電話
- 063-446-5114(群山近代歴史総合案内センター)
- 公式サイト
- https://tour.gunsan.go.kr/tour
- 交通
- 草原写真館から東国寺まで700m、車で約2分と案内されています。
- 駐車場
- 一般駐車施設は利用不可と案内されており、行事で混雑していない場合は障害者用車両のみ境内駐車が可能です。
- 所要時間
- 旅行記による境内見学は約30分
- アクセシビリティ
- 進入路は傾斜が急で、境内の砂利のため車いすの移動は制限されますが、障害者用車両の境内進入と障害者用トイレの利用が案内されています。
上記の情報は作成時点のものです。訪問前に公式案内を再度ご確認ください。