ラクダの背のような稜線をたどり興仁之門へ――駱山公園で読むソウル漢陽都城
駱山公園は、標高約125mの駱山の稜線とソウル漢陽都城が交わる、面積197,304㎡の都心公園です。恵化駅から中央広場へ上り、展示館・展望広場・城郭道を経て興仁之門へ下る全長2.1kmのコースは、ソウルの地形と朝鮮王朝の都を守った防御施設を併せて理解するのに適しています。
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標高125mのラクダの背が朝鮮王朝の都の東の山となった理由
洛山公園は、鍾路区・東大門区・城北区にまたがる洛山の稜線に造成された公園である。洛山は標高約125mで、山容がラクダの背のように見えることから、ラクダ山または洛山という名前が生まれた。朝鮮王朝時代には漢陽の内四山のうち東の山にあたり、北岳山・仁王山・南山とともに都を取り囲む地形軸を形成していた。
現在の公園は、もともと緑地だった場所ではない。1960年代以降、市民アパートや住宅の密集によって原形が大きく変わったが、ソウル市の洛山復元計画に基づいて公園化事業が進められ、2002年7月に開園した。公園面積は197,304㎡で、遊歩道は7,000m、広場は5か所整備されている。

恵化門から興仁之門まで2.1km、城石を読み解く1時間
公園を貫く主要ルートは、ソウル漢陽都城の洛山区間である。恵化門から洛山を経て興仁之門まで続く距離は2.1kmで、公式案内による所要時間は約1時間である。ソウル漢陽都城全体は内四山をつなぐ約18.2kmの城郭で、洛山区間では城内側と城外側の都市風景が交互に広がる。
城壁の近くを通る際は、石の大きさや加工方法が異なる場所に注目するとよい。カトリック大学の裏手では築造時期ごとの城石の形を観察でき、興仁之門側の道路沿いには、1706年の城郭修築の痕跡である刻字城石13個が集まっている。城壁に上ったり、石に触れて損傷させたりする行為は禁止されている。


恵化駅2番出口から中央広場まで600m・徒歩10分
初めて訪れるなら、地下鉄4号線の恵化駅2番出口から出発し、洛山公園中央広場へ上る道が最も分かりやすい。距離は約600m、徒歩約10分だが、上り坂が続くため、靴底が滑りにくい靴が望ましい。恵化駅のマロニエ公園停留所からは、102・104・106・107・140・143・150・160・2112・100・301番のバスを利用できる。
山頂側へは、1・4号線の東大門駅1番出口から約1.1km、徒歩約20分である。東大門駅2番または4番出口、6号線の昌信駅3番または4番出口からは、鍾路03番のマウルバスに乗り、洛山公園終点で降りることができる。城郭道を下る予定なら、恵化駅から上って興仁之門・東大門駅で終えるほうが、坂道の負担を軽減できる。

09:00〜17:00、洛山展示館で出発前に地形と城郭を把握する
中央広場にある洛山展示館では、洛山の由来、関連する歴史上の人物、漢陽都城の写真資料や模型を紹介している。展示館の利用時間は09:00〜17:00で、観覧料は無料である。公園自体は常時開放され、入場料も無料なので、昼間にまず展示館を見学してから城郭道を歩く組み合わせが、地形と遺跡の関係を把握しやすい。
展示館では週末に、洛山・ソウル漢陽都城・周辺の近現代文化遺産をテーマにした公園利用プログラムも運営している。プログラムの予約は「ソウルの公園」ホームページの予約メニューで受け付けており、問い合わせ電話は02-3783-5995〜6である。中央広場には展示館・中央舞台・売店があり、そのすぐ下に駐車場が配置されている。


第1・第2・第3展望広場と洛山亭、日没前後に歩きたいルート
遊び広場から恵化駅方向へ下る道には、第1・第2・第3展望広場が順に設けられている。各展望広場には運動施設があり、城郭道の散策中に少し休むのに適している。第2展望広場からは南山と都心方向を眺めることができる。洛山亭は復元過程で造られた東屋で、稜線の展望ポイントの役割を果たしている。
夜景を見るなら、日没前に展示館の見学と中央広場での休憩を終え、展望広場へ移動したうえで、暗くなる前に下山ルートを決めるほうが安全である。公園には公園灯253本・293灯が設置されているが、城郭道には坂道と階段が混在している。キャンプ・調理・火気の使用、飲酒・歌舞・騒音は禁止され、ごみは持ち帰らなければならない。
ホンドギ畑・チャジュドンの泉へ続く孝宗時代の記憶
洛山中腹のホンドギ畑は、丙子胡乱の後、鳳林大君だった孝宗が清国に人質として滞在していた時期の話と結び付いている。ソウル市の公園案内によれば、女官のホンドギがキムチを漬けて孝宗に献上し、帰国後に孝宗が洛山の畑を与えたという逸話に地名が由来する。畑の面積は50㎡と案内されている。
飛雨堂の裏手にあるチャジュドンの泉は、端宗が寧越に流刑となった際、定順王后宋氏が絹を紫色に染めて生計を助けたという話に関連する泉である。飛雨堂は27㎡の規模で、公園の歴史探訪路に含まれている。2つの地点は写真だけ撮って通り過ぎるよりも、朝鮮王室の個人的な歴史が洛山の稜線にある生活空間に残された事例として見ると、ルートの意味がより明確になる。
29台分の駐車場より公共交通、車いす・ベビーカーは中央広場までを計画
洛山公園には29台分の駐車場があり、公園案内図による駐車料金は5分あたり150ウォンである。ただし中央広場の下にある小規模な駐車場のため、繁忙期や日没前後は公共交通のほうが現実的である。公園の代表問い合わせ電話は02-743-7985で、公式案内は「ソウルの公園」ホームページの洛山公園ページで提供されている。
公園にはトイレ2棟、飲料水設備5か所、ベンチ121基、パーゴラ14基が設置されている。中央広場と展示館までは比較的アクセスしやすいが、展望広場と城郭道には上り坂・下り坂・階段があり、車いすやベビーカーで2.1km全区間を連続して移動するのには適していない。外国語利用者は、日本語・英語・中国語の案内リーフレットと公園案内図を併用するとよい。
訪問前の確認
- 住所
- ソウル特別市 鍾路区 東崇ギル113
- 営業時間
- 常時開放(洛山展示館 09:00〜17:00)
- 休業日
- 洛山展示館の休館日は公式ページで別途確認が必要
- 料金
- 無料(洛山展示館も無料)
- 電話
- 02-743-7985
- 公式サイト
- https://parks.seoul.go.kr/template/sub/naksan.do
- 交通
- 4号線恵化駅2番出口から中央広場まで約600m・徒歩約10分。1・4号線東大門駅1番出口から洛山山頂まで約1.1km・徒歩約20分。東大門駅2・4番出口または昌信駅3・4番出口から鍾路03番に乗り、洛山公園終点で下車。
- 駐車場
- 公園駐車場29台分、5分あたり150ウォン
- 所要時間
- 洛山公園と漢陽都城洛山区間2.1kmを基準に約1時間、展示館・展望広場を含めて1時間30分〜2時間を推奨
- アクセシビリティ
- 中央広場・洛山展示館にはアクセス可能だが、城郭道は坂道と階段が混在し、車いす・ベビーカーで全区間を移動するのには適していない。日本語・英語・中国語の案内リーフレットを提供。
上記の情報は執筆時点のものです。訪問前に公式案内を再度確認してください。