正午に跳ね上がる釜山・影島大橋――1934年、避難の約束を渡る
影島大橋は、釜山広域市中区南浦洞と影島区大橋洞を結ぶ、1934年開通の跳開橋です。毎日正午に橋が跳ね上がる光景を軸に、避難首都・釜山で離れ離れになった家族の記憶をたどりながら、南浦洞と影島を歩いて巡ることができます。
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1934年11月23日、島の影島と陸地を結ぶために造られた可動橋
影島大橋は、釜山広域市中区南浦洞と影島区大橋洞の間を結ぶ連絡橋です。1932年4月に物資輸送を目的として工事が始まり、1934年11月23日に開通しました。当初の名称は「釜山大橋」でしたが、1980年に新しい釜山大橋が開通した後、現在の名称である影島大橋に改称されました。
影島は鉄道が通っていない島の地域だったため、影島大橋ができる前は船着き場を通じて陸地と行き来していました。初期の橋は、船が通過するときに橋桁を持ち上げる片葉式の可動橋で、1935年2月からは橋の上を路面電車も運行しました。現在の橋は全長215m、幅25.3~27.86m、往復6車線の規模で、可動部の長さは31.3mです。

1日1回、昼12時に約15分行われる影島大橋の開閉を見る
影島大橋の見どころは、毎日正午に行われる橋の開閉です。開閉が始まると車両と歩行者の通行が規制され、影島側の橋桁が持ち上げられます。見学は無料で、別途予約も必要ありません。
開閉を見るなら、11時40分ごろまでに橋の両側の歩行者スペースへ到着しておくと安心です。橋の上だけで見ようとせず、南浦洞側のロッテ百貨店光復店周辺、または影島側の大橋洞歩道のように、橋桁が上がる方向を横から見られる場所も検討するとよいでしょう。雨や強風など現地の状況による運行変更の有無については、訪問当日に釜山市施設公団の案内を確認するのがおすすめです。

「影島橋で会おう」という言葉に刻まれた、朝鮮戦争時の避難首都・釜山の記憶
影島大橋は、朝鮮戦争期の避難民の離散体験と結び付いた場所です。戦争中に釜山へ避難してきた人々は、離れ離れになった家族を探すため、影島橋周辺を待ち合わせ場所にしました。この記憶は、ヒョニンの歌「頑張れ、クムスン」が呼び起こした時代の情景とも重なります。
橋の近くには、可動式影島大橋の記念碑とヒョニンの歌碑があります。可動機能は交通の不便を理由に1966年に中止されましたが、旧橋を撤去して可動機能を復元した新しい影島大橋が2013年11月27日に開通し、再び動き始めました。歴史を中心に訪れるなら、橋を渡った後、この2つの記念スポットも併せて巡る40~60分のコースが適しています。

1号線南浦駅から影島大橋まで、南浦洞側から始める徒歩8分のルート
都市鉄道1号線の南浦駅を利用すると、南浦洞側から影島大橋へアクセスしやすくなります。南浦駅6番出口を起点に、光復路とロッテ百貨店光復店方面へ歩けば、約8~10分で橋の入口に到着します。橋の開閉を見た後は、そのまま橋を渡って影島区大橋洞へ移動できます。
バスは「影島大橋」停留所を基準に利用する方法が便利です。影島方面へ向かうバス路線は随時改編される可能性があるため、釜山バス情報システムで当日の停留所名と到着情報を確認するのがよいでしょう。影島大橋自体には専用駐車場を確認しにくく、南浦洞・チャガルチ周辺、または影島側の有料・公営駐車場を利用する必要があるため、週末の正午に見学するなら公共交通機関が便利です。
- 出発地点:釜山都市鉄道1号線南浦駅6番出口
- 徒歩距離:約8~10分
- おすすめ滞在時間:橋の開閉見学を含め40~60分
- 見学方法:橋の歩道と両岸の歩行者スペースから無料で見学
影島大橋を渡った後、1km圏内で巡れるチャガルチ市場・国際市場
南浦洞側では、チャガルチ市場と国際市場を1つのルートに組み込みやすくなっています。影島大橋からチャガルチ市場方面までは約500mほどで、国際市場の屋台通りも徒歩圏内です。午前中に市場を見て、11時40分ごろに橋周辺へ移動し、正午の開閉を見る順番にすると、移動の無駄が少なくなります。
影島側へ渡ると、橋そのものの構造と南浦洞のスカイラインを反対側から眺められます。ただし影島大橋は生活道路でもあるため、車道の端で立ち止まったり、開閉直前に規制線の内側へ入ったりしてはいけません。移動に制約のある方は、歩道の傾斜や見学者の混雑を考慮し、南浦洞側の広い歩行者スペースから見学するほうが比較的便利です。

写真だけを撮る予定なら避けたい2つのこと:開閉直前の規制と正午の車両混雑
影島大橋は展望台や博物館のように内部の見学時間が定められた施設ではなく、実際に車両が通行する橋です。そのため「入場締切」はありませんが、開閉の前後には通行が規制され、正午には待機する人々と車両の流れが重なります。ベビーカーや車いすを利用する方は、橋全体を往復するよりも、片側の歩行者スペースで開閉を見た後、エレベーターのある近隣の商業施設・地下鉄出入口方面へ移動する計画を立てるほうがよいでしょう。
影島大橋は、夜間照明や港の景色を期待する旅行者よりも、正午の機械的な動きと釜山の近現代史を併せて見たい人に向いています。歴史案内板・記念碑・歌碑まで読めば、橋の建築的特徴だけでなく、1950年代に釜山へ集まった避難民の暮らしも関連付けて理解できます。
訪問前の確認
- 住所
- 釜山広域市中区中央洞7街~釜山広域市影島区大橋洞1街
- 営業時間
- 常時通行可能;橋の開閉は毎日12:00前後に実施
- 休業日
- なし
- 料金
- 無料
- 公式サイト
- https://www.bisco.or.kr/
- 交通
- 釜山都市鉄道1号線南浦駅6番出口から徒歩約8~10分;影島大橋停留所も利用可能
- 駐車場
- 専用駐車場は確認できず;南浦洞・チャガルチ・影島周辺の公営・有料駐車場を利用
- 所要時間
- 橋の開閉と記念碑の見学を含め40~60分
- アクセシビリティ
- 橋の歩道を利用可能ですが、開閉前後の規制と正午の混雑があるため、車いす・ベビーカー利用者は片側の歩行者スペースからの見学を推奨;外国語案内の有無は現地で確認が必要
上記の情報は執筆時点のものです。訪問前に公式案内を再度ご確認ください。
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