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昼食の写真をSNSに載せたことがあるなら、もうマーティン・パーの世界に生きている
スマートフォンで今日食べたものを撮って投稿したことはありますか? もしあるなら、この展覧会がなぜおかしくて、しかも少しドキッとするのか、すぐにわかるはずです。イギリスの写真家マーティン・パー(1952~2025)は、スマホが登場する30年も前から、海辺でアイスクリームを食べる人々、観光地で記念写真を撮る人たち、大型スーパーのカートに入った原色の消費財のような、ごくありふれた日常に真正面からカメラを向けてきました。シリアスなモノクロだけが芸術として扱われていた時代に、鮮烈な色彩、大胆なフラッシュ、ぐっと近づいた接写でその慣習を打ち破った人物です。今回の《マーティン・パー: We Are Martin Parr》は、2025年の死去後、アジアで初めて開かれる大規模回顧展であり、ソウル市立写真美術館の初の海外作家個展です。マグナム・フォトとマーティン・パー財団が共同で完成させ、代表シリーズ14作を中心に写真500点余りと写真集90冊など、合わせて595点が館内いっぱいに広がります。
会期は2026年7月16日から10月18日までです。場所は、ソウル都道鳳区チャンドンに新しく開館したソウル市立写真美術館で、入場料は無料、事前予約なしでそのまま入れます。

チャンドン駅から徒歩5分、1日の動線はこう組みました
まず最初に決めるのはたった一つです。予約もチケットもいらないので、行きたい日にそのまま行けば大丈夫。無料展示だから、売り切れの心配もありません。ただし曜日によって閉館時間が違うので、ここは必ず覚えておいてください。火〜金は午前10時から夜8時まで、土・日と祝日は夜7時まで開館し(冬季の11〜2月は夜6時まで)、月曜休館、入場は観覧終了1時間前までです。私は平日の夕方遅めに行って夜8時までゆっくり見ましたが、人混みを避けたいなら平日の午前か遅い午後がおすすめです。
行き方は思ったより簡単です。地下鉄1号線と4号線が交わるチャンドン駅の1番出口を出ると、美術館までは260mほど、徒歩5分で到着します。ソウル中心部からはやや外れた北東部なので移動時間は少しかかりますが、2路線が通る乗換駅なのでアクセス自体は悪くありません。すぐ隣にはソウルロボット・AI科学館が並んでいて、建物を見つけるのも難しくないです。カメラの絞りが開いたり閉じたりする様子に着想を得た独特の外観で、遠くからでも「あそこだな」とわかります。
中に入れば、言語面であまり心配する必要はありません。作品タイトルと撮影地は韓国語・英語併記で、展示室のあちこちにあるQRコードで作品解説を確認できます。マーティン・パーの写真はもともと消費、観光、メディアのような万国共通の日常を扱っているので、説明を全部読まなくても、見ているだけで思わず笑ってしまう作品がほとんどです。外国人の友人と一緒でも十分楽しめます。

赤・青・黄・黄緑、色で分かれた部屋を一つずつ通る
展示室に入ると、部屋ごとに色が違います。赤、青、黄、黒、黄緑に塗られた4つの展示室に、「小さな世界」「最後のリゾート」「退屈なカップル」「常識」「悪天候」「みんなで踊ろう」「死のセルフィー」「メキシコ」「北朝鮮」「南朝鮮」「自画像」など16のテーマが散りばめられています。ラスベガスのカジノホテル、アテネのアクロポリス前でセルフィーを撮る人たち、ニューブライトンの海辺の子どもたちの写真を見ていると、結局は私たちみんなの姿だとわかり、タイトルがなぜ「We Are Martin Parr」なのかが自然に腑に落ちます。
私が最も長くいたのは3階の展示室です。広い部屋の中央に赤い展示台があり、その周囲を長いソファが囲んでいます。マーティン・パーが出版した150冊以上の写真集の中から90冊を選んで並べた「写真集90選」の空間で、人々がソファに座って本を実際に取り出し、ページをめくっていました。壁に掛かった写真だけ見て通り過ぎがちですが、ここで座ってページをめくる時間こそ、この展示の本当の魅力です。足も休まり、マーティン・パーが「写真集作家」として有名な理由も身体で理解できます。
会期中には、国際シンポジウム「なぜマーティン・パーなのか?」、ドキュメンタリー映画『I Am Martin Parr』(2024) の上映と観客との対話、子ども・青少年・家族向けの教育プログラムなど、関連イベントもあわせて開催されます。日程が決まっているプログラムが多いので、興味があるなら訪問前に公式ページでスケジュールを確認してから行くのがおすすめです。

行く前に知っておくといいこと
無料展示の最大の利点は、気軽に来て気軽に帰れることです。ただし、いくつかだけ押さえておくと無駄足になりません。まず月曜日は休館日であること、そして入場は終了1時間前で締め切られること。夜遅くに行くなら、火〜金は8時までなので一番余裕があります。週末は7時まで(冬は6時まで)なので、早めに動く必要があります。
ドーセント解説は毎日実施されています。案内によると午前11時、午後1時、午後5時に行われるので、解説付きで見たいならこの時間に合わせて行ってください。作品数が500点を超えるので、ざっと見るだけでもかなり時間がかかります。余裕をもって2〜3時間は見ておくのがいいでしょう。
美術館内には、1階に赤・緑・青(RGB)を活用した家具が置かれたフォトブックカフェがあり、4階には誰でも利用できる写真専門資料室フォトライブラリーがあります。ただしフォトライブラリーは日・月・祝日に休むので、そこは注意してください。地下駐車場は隣のロボット科学館とつながっているため車でも来られますが、チャンドン駅から徒歩5分なので公共交通機関のほうがずっと便利です。チャンドン周辺は都心の観光地のように飲食店が密集したエリアではないので、食事はチャンドン駅周辺で済ませてから来るのがおすすめです。
こんな人におすすめ
SNSに写真を投稿するのが好きな人、あるいは重すぎずに現代写真を楽しみたい旅行者にぴったりです。鮮烈な色とユーモアのおかげで、写真に詳しくなくても笑いながら見られますし、無料なので気負いもありません。ソウル中心部から少し外れたチャンドンまで行く手間はありますが、チャンドン駅から5分でたどり着くこの少し不思議な美術館で、「私たちみんなの日常」を見直す体験は、その価値があります。旅程に1日ほど静かな文化散策を入れたいなら、10月18日までにぜひ立ち寄ってみてください。
| 項目 | 点数 | 根拠 |
|---|---|---|
| 言語アクセス性 | 4.0 | 作品タイトル・撮影地は韓英併記、QR説明あり。消費・日常素材なので説明なしでも理解しやすい |
| 交通アクセス | 4.0 | 1・4号線乗換駅チャンドン駅1番出口から徒歩5分。ただし都心からは外れた立地 |
| 外国人向け施設 | 3.5 | フォトブックカフェ・フォトライブラリー・駐車場完備。外国語専用案内は確認できる情報が限られる |
| 地域文化体験 | 4.0 | 韓国初の公立写真美術館での初の海外作家回顧展、南朝鮮・北朝鮮シリーズなど時事性のあるテーマ |
| コスパ | 5.0 | 595点の大規模展示、ドーセント・関連プログラムまで全て無料 |
| 清潔さ/安全性 | 4.5 | 2025年開館の新築公立美術館で、施設が新しく管理状態も良好 |
| 飲食/便益施設 | 3.0 | 1階のフォトブックカフェとソファ休憩スペースは良いが、周辺の飲食はチャンドン駅の商圏に依存 |
この記事は公式発表と過去回の報道を確認して編集部がまとめたもので、現地訪問レポートではありません。最終的な日程・料金は公式サイトでご確認ください。
祭り詳細情報
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祭り期間7/16/2026 ~ 10/18/2026
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祭り会場Seoul Municipal Museum of Photography
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運営時間Weekdays (Tue–Fri): 10:00 a.m.–8:00 p.m. Sat · Sun · Public holidays: Summer season (Mar–Oct), 10:00 a.m.–7:00 p.m. / Winter season (Nov–Feb), 10:00 a.m.–6:00 p.m.
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利用料金Free
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タグSeoul Municipal Museum of Photography Martin Parr 回顧展 Martin Parr (We Are Martin Parr) Magnum Photos 写真展 50年 現代写真