643年の太和寺から2014年の復元まで、太和江の断崖上に建つ太和楼
太和楼は、新羅時代の太和寺の楼閣として伝えられ、壬辰倭乱の前後に姿を消した後、2014年に復元された蔚山広域市中区の歴史公園です。太和江を見下ろす楼閣と展示空間を中心に、太和江国家庭園や十里竹林の散策を一つのコースに組み込みやすいスポットです。
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太和江の黄龍淵の崖に建つ、643年創建の太和寺の楼閣
太和楼は、蔚山広域市中区太和路300、太和江沿いの黄龍淵の丘に位置する楼閣である。蔚山観光課と蔚山施設公団は、新羅の僧侶・慈蔵が643年に太和寺を建立した際にともに建築した楼閣と説明しており、太和寺という名称は現在の太和江という地名にもつながっている。
この場所が単なる川辺の東屋ではなかった理由は、蔚山の地理と関係している。蔚山は新羅の都・徐羅伐から東南海岸へ向かう関門であり、太和江は海と内陸を結ぶ水路だった。施設公団は、護国寺院である太和寺の建立を、当時の蔚山の戦略的重要性と関連づけて説明している。

997年の高麗成宗の訪問と、107編の詩文が残した文学の場
蔚山観光の案内によると、高麗の成宗は997年に太和楼を訪れ、権近の記文には1401年の再建記録が、徐居正の「太和楼重新記」には1480年頃の修復記録が残されている。太和楼は、官員が政務を論じ、旅人や文人が川や町の景色を眺めた空間だった。
蔚山施設公団は、太和楼を題材として伝わる詩文が約107編あると紹介している。そのため楼閣の内部では、建物そのものだけを見るよりも、太和江・蔚山市街地・川の向こうにある南山方面を一緒に眺めるほうが、この場所のかつての機能を理解する助けになる。

壬辰倭乱後に失われた楼閣が、2011~2014年の工事でよみがえった過程
太和楼は壬辰倭乱の前後に消失したと推定され、1902年に刊行された「蔚山邑誌」には、壬辰倭乱の際に焼失したと記録されている。失われていた期間は400年以上に及び、現在の建物は原形のまま残っていた遺構ではなく、文献・発掘調査・伝統建築の考証をもとにした復元建築物である。
復元工事は、2010年1月に実施設計を完了した後、埋蔵文化財の発掘調査を経て進められた。2011年9月に工事を開始し、2014年4月に工事を終え、蔚山観光は2014年5月14日を竣工日として案内している。発掘では、新羅~高麗時代の建物跡3基、高麗時代の塀跡1か所、朝鮮時代の竪穴遺構2基などが確認された。

10,138㎡の歴史公園で楼閣・休憩文化棟を見る順番
太和楼歴史公園は、敷地面積10,138㎡、延べ床面積731㎡の規模で、そのうち太和楼は379.53㎡、休憩文化棟は351.48㎡である。建物には地上2階建ての韓式木造構造と鉄筋コンクリート構造が併用され、大門棟・行廊棟・屋外公園も備えている。
到着したら、まず大門棟を通って楼閣の外観を見て、靴を脱いで楼閣内部に上がり、川側の眺望を確認した後、休憩文化棟で復元関連の展示を見る順番が効率的である。案内所には太和楼の歴史を説明する専任スタッフ1名が配置されていると蔚山市が案内しているため、解説が可能かどうかは到着後に尋ねることができる。

3~10月は21時、11~2月は20時まで。入場無料で見学できる太和楼
塀の内側にある境内の開放時間は、3~10月が09:00~21:00、11~2月が09:00~20:00である。入場料は別途案内されていないため無料で利用でき、休館日も公式観光案内には別途告知されていない。ただし、行事・施設点検・天候によって変更される可能性があるため、遅い時間に訪問する前に052-211-0888へ問い合わせるほうが安心である。
代表問い合わせ電話は、蔚山観光案内の基準で052-211-0888、蔚山市文化芸術課の連絡先は052-229-3755である。公式案内ページは https://tour.ulsan.go.kr/tour/kor/unit/attrctn/view.do?mId=001002007000000000&unqId=107 である。建物と展示を合わせて見る場合は30~50分、太和江国家庭園まで歩き続ける場合は1時間30分~2時間ほど見ておくとよい。

太和楼停留所を通る25路線のバスと公営駐車場の利用方法
住所は蔚山広域市中区太和路300である。蔚山施設公団が案内する太和楼周辺の一般バスは、114・213・215・219・236・246・417・422・432・438・462・472・518・523・533・713・715・723・728・734・735・754・763・918・1114・1224・5003番である。バスを太和楼停留所で降りれば、楼閣まで約2分という旅行案内もある。
車の場合は、現地前の公営駐車場を利用できる。駐車料金は旅行案内によると、最初の30分が500ウォン、その後は10分ごとに200ウォンと紹介されているが、運営基準は変更される可能性があるため、入庫前に現地の案内板を優先して確認する必要がある。男女別のトイレがあり、障害者用トイレとスロープも設置されているため、車いす・ベビーカーでのアクセスは可能だが、楼閣上層部への移動については現地の構造を確認するとよい。
太和江国家庭園・十里竹林へ続く昼と夜の動線
太和楼は太和江国家庭園と十里竹林を一緒に眺められる場所にある。楼閣を見学した後、川辺の遊歩道に沿って国家庭園と十里竹林方面へ移動すれば、伝統楼閣の歴史と、蔚山が川辺を公園としてよみがえらせた過程を一度に比較できる。蔚山の太和江マスタープランには、2005~2009年の段階から「太和江の歴史性回復(太和楼復元)」が盛り込まれていた。
明かりが弱まる時間帯には、木造楼閣の輪郭と川辺の景色を一緒に眺めるのに適しているが、3~10月も境内は21:00に閉まる。太和楼そのものは、静かに歴史と眺望を楽しみたい訪問者に向いており、長時間の屋内展示や体験を期待する場合は、規模が小さく感じられる可能性がある。

訪問前の確認
- 住所
- 蔚山広域市中区太和路300
- 営業時間
- 3~10月 09:00~21:00、11~2月 09:00~20:00
- 料金
- 無料
- 電話
- 052-211-0888
- 公式サイト
- https://tour.ulsan.go.kr/tour/kor/unit/attrctn/view.do?mId=001002007000000000&unqId=107
- 交通
- 太和楼停留所を利用。114、213、215、219、236、246、417、422、432、438、462、472、518、523、533、713、715、723、728、734、735、754、763、918、1114、1224、5003番バス。停留所下車後、徒歩約2分
- 駐車場
- 公営駐車場を利用可能。案内資料によると最初の30分500ウォン、その後は10分ごとに200ウォン(現地確認推奨)
- 所要時間
- 太和楼見学30~50分、太和江国家庭園・十里竹林と合わせて1時間30分~2時間
- アクセシビリティ
- 障害者用トイレと障害者用スロープを設置。案内所に専任スタッフ1名を配置
上記の情報は作成時点のものです。訪問前に公式案内を再度ご確認ください。