Sejong City

錦江自然休養林

世宗市錦南面の錦江沿い、鶏龍山の麓にある青壁の断崖の下に位置していた森林休養施設で、錦江樹木園、森林博物館、キャンプ場などを備えていました。忠清南道が所有しながら世宗市の行政区域内にあるという特殊な構造のもと、2025年6月30日をもって運営を終了しました。2026年7月に忠清南道知事が再開園の推進を表明したことを受け、世宗市との協議が進められています。

KOTourLive編集チーム 更新: 2026年8月7日 7 min 118
錦江自然休養林

青壁の断崖の下、渡し船でしか出入りできなかった村の変化(1994~1997年)

錦江自然休養林は、鶏龍山へとつながる山地が錦江によって浸食されてできた河川浸食起源の断崖である青壁(チャンビョク)の近くに位置している。

この一帯は青壁に遮られ、渡し船に乗って出入りしなければならなかった僻地の村だったが、1994年に忠清南道山林環境研究所が移転してきたことを契機に、周辺のよく保存された鬱蒼とした森が錦江自然休養林に指定され、1997年10月には山林博物館が開館した。

その後、2012年の世宗市発足に伴い、ここは忠清南道公州市の管轄から世宗特別自治市錦南面へ行政区域が編入されたが、敷地と施設の所有権は依然として忠清南道が保有するという特殊な構造が生まれた。

「行政区域は世宗、所有は忠南」――13年にわたるジレンマと3,054億ウォンの壁

世宗市の行政区域内に忠清南道所有の資産が存在する奇妙な構造は13年間続いており、売却を推進するたびに机上鑑定基準で3,054億ウォン(土地2,958億ウォン・建物96億ウォン)に達する莫大な費用が障害となった。

忠清南道企画調整室側は、山林資源研究所を買収する財政的余力が世宗市にはないため、民間売却以外に方法はないとの立場を示してきた。

閉園前の来訪者数を基準にすると、世宗地域で国立世宗樹木園とともに上位を維持していた場所であり、敷地活用の代案としてMICE産業の中心地や、背山臨水の地形を活用したテーマパークの誘致案なども取り沙汰されたが、実現の可能性は低いとの分析が大勢を占めていた。

2025年6月30日、門が閉ざされる

忠清南道が青陽郡への移転を急ぐため本格的な閉鎖手続きに入り、錦江自然休養林でよく知られた忠清南道山林資源研究所は、2025年7月頃に閉鎖される段階に入った。移転先の使用許可(6月)、造成計画の承認取消し(~7月)、施設の閉園(~8月)、行政財産の用途廃止(9月)へと続くロードマップが策定された。

폐원 전 금강자연휴양림의 잘 정비된 산책로와 시설 전경
閉園前の錦江自然休養林に整備された遊歩道と施設の全景――写真提供 visitkorea.or.kr

実際に錦江樹木園と錦江自然休養林は2025年6月30日をもって運営を終了し閉鎖された。これにより世宗市は、全国17の広域自治団体の中で唯一、自然休養林のない都市となった。

忠清南道は山林資源研究所と協議した結果、樹齢30年以上の松などの樹木や林道、施設一式を直ちに撤去せず、そのまま残すことを決めた。これは買収対象者に対し、これらの価値を合算した金額で売却する構想によるものだった。

2026年7月29日、逆転――忠清南道知事が再開園を宣言

2025年の1年間、3,500億ウォン台と推定される敷地の民間売却や、山林庁との国有化交換などが推進されたものの、莫大な予算負担と開発制限規制に阻まれて成果を上げられないまま放置されてきた。現在、忠清南道山林資源研究所は青陽にある廃校を借りて仮移転している状態で、早ければ2027年頃に青陽郡へ完全移転する構想が描かれている。

そうした中、2026年7月29日の記者懇談会で朴洙賢(パク・スヒョン)忠清南道知事は、民間売却方針を正式に撤回し、世宗市との協力による再開園の推進を正式に表明した。また、年間約16億ウォンと見積もられる運営費を世宗市と分担する案を提案し、近く世宗市長と共同MOUを締結する予定だと明らかにした。

ただし担当部署の関係者は、来年上半期の開園など具体的な時期は確定していないと説明した。一方、「錦江樹木園の公共性を守るネットワーク」は、再開放を原則として議論が進められていることを歓迎するとの論評を発表した。

閉園前に備えていた施設――錦江樹木園からチャンヨン亭まで

閉園直前の錦江自然休養林には、13棟18室の「森の家」などの宿泊施設と、38区画のキャンプ場が整備されていた。併設された錦江樹木園(61万5,000㎡)では、森林遺伝資源2,383種が保存されていた。山林博物館には5つの展示室に1,869件・3,541点が展示され、動物村には8種186匹が飼育され、野生花園(1.1ha)には196種が植栽されていた。

금강자연휴양림의 황토 메타세쿼이아길 전경
錦江自然休養林の黄土色のメタセコイア並木の全景――写真提供 daejonilbo.com

展望亭のチャンヨン亭(118㎡)に上ると、錦江や青壁山、青壁大橋、プルティ橋など周辺の風景がパノラマのように広がり、片道400mの裸足歩きコースや、S字型の黄土色のメタセコイア並木、「瞑想の森」「文学の森」などのテーマ遊歩道もあった。

キャンプ場には芝生サイト12区画と木製デッキ8区画、その上方に木造キャビン5棟があり、男女別トイレ・シャワー室各1か所、洗い場2か所、大型共用駐車場を備えていた。ただしキャンプ場や休養林内に売店はなく、必要な物品はあらかじめ準備する必要があった。

閉園前の利用案内――現在は「参考用」の情報です

2025年の閉園前に世宗市が紹介した資料によると、観覧時間は09:00~18:00(チケット販売時間09:00~17:00)で、1997年の開園以来、忠清南道の管轄だった場所が世宗市へ管轄変更されたと案内されていた。

別の時期の公式利用案内資料によると、自然休養林は09:00~18:00、宿泊・キャンプ場はチェックイン15:00・チェックアウト11:00、錦江樹木園は夏季(3~10月)09:00~18:00・冬季(11~2月)09:00~17:00に区分して運営されていた。休館日は、自然休養林が毎月第1・第2水曜日、樹木園・熱帯温室・博物館が第1水曜日、森の家・キャンプ場が第1・第3水曜日で、水曜日が祝日の場合は翌日が休みだった。開園日は1997年10月31日と記録されていた。

同じ資料によると、ベビーカーの貸し出しは利用できず、クレジットカード決済もできなかったため、現金中心で運営されていた。問い合わせ電話番号は041-635-7400だった。

行き方――公州IC経由の道路と市内バス580番

自家用車を利用する場合は、唐津盈徳高速道路の公州ICで降り、世宗市方面へ錦江沿いに進んだ後、トナム三差路でプルティ橋方面へ右折して橋を渡るルートが案内されていた。キャンプ場へは、チケット売り場で予約確認を受けた後、再び橋の入口まで戻って出なければならない構造だった。

公共交通機関では、公州総合ターミナルから公州市内バス580番を利用し、山林博物館停留所で下車する路線が公式に案内されていた。

近隣には公州公山城、国立公州博物館、公州民俗劇博物館、東学寺などの有名観光地があり、閉園前は周遊観光に便利な立地として紹介されていた。

現在この情報をご覧になっている旅行者の方へ

2026年8月現在、錦江自然休養林は2025年6月30日の閉園後、通常の訪問・利用が難しい状態にあり、再開園時期も公式には確定していない。訪問を計画している場合は、必ず忠清南道山林資源研究所または世宗市の最新のお知らせを先に確認してほしい。この記事の執筆時に参考にした複数のウェブページには、以下のようなインターフェース要素も掲載されていた。

대전일보 웹사이트 하단에 표시된 기술 제공사 로고
大田日報ウェブサイト下部に表示された技術提供会社のロゴ――写真提供 daejonilbo.com

世宗地域で花や木を楽しめる代案としては、都心からのアクセスが良く、フォトスポットも多い国立世宗樹木園が併せて紹介されている。今回の訪問が難しい場合は、参考にするとよいだろう。

再開園が確定した場合は、営業時間・料金・休館日など、この記事の「参考用」情報も実際の告知に合わせて改めて確認する必要がある。

訪問前の確認

住所
世宗特別自治市錦南面山林博物館キル110(郵便番号30085)
営業時間
2026年8月現在休館中(2025年6月30日に運営終了、再開園時期未定)。閉園前は自然休養林09:00~18:00(チケット販売09:00~17:00)、錦江樹木園は夏季(3~10月)09:00~18:00・冬季(11~2月)09:00~17:00、宿泊・キャンプ場はチェックイン15:00・チェックアウト11:00で運営
休業日
2025年7月1日から全面休館、再開園日未定。閉園前の基準では、自然休養林は第1・第2週の水曜日、樹木園・熱帯温室・博物館は第1週の水曜日、森の家・キャンプ場は第1・第3週の水曜日が休み(水曜日が祝日の場合は翌日休館)
料金
現在は運営終了のため入場料の徴収なし(閉園前は繁忙期・閑散期の区分料金があったが、正確な金額は確認できず)
電話
041-635-7400
公式サイト
https://www.foresttrip.go.kr/indvz/main.do?hmpgId=ID02030085
交通
唐津盈徳高速道路公州IC → 錦江沿いに世宗方面 → トナム三差路でプルティ橋方面へ右折(自家用車の場合、閉園前の案内)。公共交通機関は公州総合ターミナルから公州市内バス580番を利用し、山林博物館停留所で下車(現在の運行状況は未確認)
駐車場
閉園前は大型共用駐車場があり、キャンプ場利用者は無料、一般訪問の場合は車両区分別の料金が課されていた(具体的な金額は時期により異なる)
アクセシビリティ
車いす・ベビーカーのアクセシビリティに関する公式案内は確認できず。閉園前はベビーカー貸出サービスがなく、クレジットカード決済も不可(現金中心)だった

上記の情報は執筆時点のものです。訪問前に公式案内を改めてご確認ください。

錦江自然休養林 世宗市 忠清南道森林資源研究所 閉園 再開園 錦江樹木園
スポット情報

周辺の見どころ 1

  • 国立世宗樹木園 1
    国立世宗樹木園
    多様な植物とテーマ別の庭園を観賞します。

グルメ 1

  • ユラク・ウットゥム韓牛 2
    ユラク・ウットゥム韓牛
    韓牛焼肉とカルビタンを味わえる精肉店併設の食堂です。