臨時首都記念館で出会う釜山の避難首都の記録
臨時首都記念館は、朝鮮戦争時に大統領官邸として使われた建物と、避難生活を送った釜山の暮らしを併せて紹介する歴史空間です。土城洞駅から約385mとアクセスしやすく、無料で見学でき、屋外のテント教室まで一度に巡ることができます。
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1926年の慶尚南道知事公邸から臨時首都の大統領官邸へ
現在の臨時首都記念館の建物は、1926年8月10日に完成した2階建ての木造瓦葺き建築です。1926年から1949年までは慶尚南道知事公邸として使われ、朝鮮戦争によって釜山が臨時首都となった後の1950年8月18日から1953年8月15日までは大統領官邸となりました。
戦争が終わった後の1953年から1983年までは、再び慶尚南道知事公邸として使用されました。このように一つの建物が道の行政空間から展示空間へと変わった理由は、臨時首都時代の大統領官邸としての機能を保存し、釜山の避難首都の歴史を説明するためです。
1984年の開館後、2度の復元と指定
臨時首都記念館は1984年6月25日に開館しました。大統領官邸の復元工事は2000年4月10日から2001年11月5日まで行われ、建物は2002年5月6日に釜山市記念物第53号に指定されました。
展示館は2012年9月19日に開館しました。大統領官邸は2018年11月6日に史跡第546号に指定されたため、訪問者は一つの敷地内で復元された官邸建物と、別棟の常設展示館を一緒に見学できます。

官邸1階で実際に見られる8つの部屋
大統領官邸の1階には、応接室、書斎、内室、居間、食堂、台所、証言の部屋、思索の部屋の8つの部屋が再現されています。施設案内には浴室とトイレも併記されており、官邸を単なる外観ではなく、生活空間の配置として理解できます。
応接室は朝鮮戦争当時、大韓民国の政治における最終決定と対外外交業務が行われた場所であり、副大統領・閣僚・将軍など主要な公職者を任命した空間です。書斎は応接室に付属した小部屋で、書籍や業務の参考資料を置いていた場所でした。

韓服とミニチュアが伝える官邸の暮らしの歴史
内室には李承晩大統領とフランチェスカ夫人の韓服が展示されています。居間には避難時期の政治活動、避難民の生活、教育、市場の様子を示すミニチュアがあり、官邸内の国家運営と釜山市民の日常を結び付けて見ることができます。
証言の部屋は、もともと警備室だった場所で、朝鮮戦争当時に特殊部隊員として参戦した李貞淑の証言を聞く空間として整備されています。思索の部屋は、もともと調理師が暮らしていた場所で、朝鮮戦争と李承晩大統領に関する図書が備えられています。
2階の執務室と展示館で続く物語
官邸の2階には執務室と回想の部屋があります。1階の応接室が公式な決定と外交を示しているのに対し、2階は大統領官邸の執務空間と暮らしの痕跡を見て回る動線となっています。
別棟の展示館には展示室と収蔵庫があり、朝鮮戦争の勃発と避難民の暮らし、臨時首都時代の釜山の政治・経済・文化を紹介する常設展示室で構成されています。ホームページには大統領官邸、展示館、オンライン展示、収蔵品情報のメニューと、団体向け展示解説の申請メニューが用意されています。

トソンドン駅2番出口から385m歩く方法
釜山駅や海雲台から出発する外国人旅行者は、都市鉄道1号線のトソンドン駅を目的地にするとよいでしょう。トソンドン駅で下車して2番出口から出ればよく、観光案内によると記念館までは約385m、徒歩約10分です。
バスを利用する際は、路線の方向も一緒に確認してください。クムゴク・沙上方面は15番、オムグム・下端方面は16番、海雲台・広安里・釜山駅方面は40番、影島方面は70番と190番、チョウプ・西面・釜山駅方面は81番、金海・亀浦方面は123番、沙上・長林方面は161番です。

9時から18時まで、月曜日は休館
2026年8月現在、観覧時間は火曜日から日曜日までの09:00~18:00で、入館料は無料です。休館日は1月1日と毎週月曜日で、月曜日が祝日の場合は翌日が休館となります。
代表電話は051-244-6345、学芸研究室は051-231-6341、施設案内・資料管理担当部署は051-244-6344です。文化観光解説士は火曜日から日曜日まで10:00~16:00に案内されているため、通常の観覧時間と解説の運営時間を分けて計画するとよいでしょう。
無料観覧と駐車・アクセシビリティの違い
臨時首都記念館には専用駐車場があり、観光案内には1時間無料駐車と記載されています。ただし、公式案内では駐車可能台数と公式駐車料金が確認できないため、長時間駐車する予定なら代表電話051-244-6345に問い合わせるのが安全です。
Visit Busanの案内には、障害者用施設、車椅子貸出所、障害者用駐車場、障害者用トイレが表示されています。一方、観覧動線の坂道・階段・路面状態、展示館ごとの入場制限やガラス壁の設置状況、撮影禁止の有無、英語案内や音声ガイドの運営状況については、公開案内で確認できませんでした。
屋外のテント教室まで見てから出発
官邸と展示館だけを見て帰るのではなく、屋外のテント教室も一緒に見学してみてください。この空間は避難学校の雰囲気を再現したもので、展示館で見た避難民の暮らしと教育の物語を、屋外空間で続けて理解できます。
公式ホームページのアドレスはhttps://www.busan.go.kr/monument/indexで、住所は釜山広域市西区臨時首都記念路45です。推奨観覧所要時間は公開資料で確認できないため、官邸の1階・2階と展示館・屋外テント教室をすべて見るかどうかを先に決めてから、訪問時間を配分してください。
訪問前の確認
- 住所
- 釜山広域市西区臨時首都記念路45
- 営業時間
- 09:00~18:00(火曜日~日曜日)
- 休業日
- 1月1日、毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
- 料金
- 無料
- 電話
- 051-244-6345
- 公式サイト
- https://www.busan.go.kr/monument/index
- 交通
- 都市鉄道1号線トソンドン駅2番出口。バス15、16、40、70、81、123、161番を利用可能。
- 駐車場
- 臨時首都記念館駐車場あり。駐車料金は公開資料で確認できず。
- アクセシビリティ
- Visit Busanの案内に、障害者用施設、車椅子貸出所、障害者用駐車場、障害者用トイレが表示されています。
上記の情報は作成時点のものです。訪問前に公式案内を再度確認してください。