700軒の屋根の下、朝鮮王朝時代の城跡と1930年代の住宅地が出会う全州韓屋村
全州韓屋村は、豊南洞・校洞の298,260平方メートルに、韓屋735棟を含む947棟が集まる都心の韓屋群です。村自体は一年中24時間無料で散策できますが、慶基殿や全州郷校のように、別途の運営時間と観覧料が設定されている施設については、別に計画する必要があります。
1930年代、豊南洞の西側に韓屋が集まった理由
全州韓屋村は、全州市完山区の豊南洞・校洞一帯、298,260㎡に形成された都心の韓屋群である。公式現況によると建築物は947棟で、そのうち韓屋は735棟、非韓屋は212棟である。韓屋だけを切り離した民俗村ではなく、住民の生活空間・宿泊施設・飲食店・工房が重なり合う都市区域である点が重要だ。
村の形成背景は、日本統治時代における全州都心の空間変化と結びついている。大韓民国歴史博物館は、1905年以降、日本人が西門の外側と城内の東側へ進出して商圏を広げると、1930年代以降、全州の儒生や住民がその反対側である西側に韓屋を集団で建て、村が始まったと説明している。1977年の韓屋保存地区指定、1987年の2階以下に制限する建築規制、2002年の全州韓屋保存支援条例制定は、今日見られる低い屋根のラインと保存を重視した景観をつくった制度上の経緯である。

麒麟大路99番地の観光案内所から始める2時間30分のルート
初めて訪れるなら、全州市完山区麒麟大路99番地にある韓屋村観光案内所を出発点にするのが実用的だ。全州韓屋村の公式代表電話は063-282-1330で、村は年中無休・24時間開放されている。村への入場料も無料なので、到着・出発時間が遅くても路地や外観を歩いて楽しめる。
推奨所要時間は路地中心なら2時間30分、慶基殿の内部見学と梧木台・全州郷校まで含めるなら4時間以上である。観光案内所から慶基殿前の道を通り、全洞聖堂の外観、チェ・ミョンヒ通り、全州郷校、梧木台の順に結び、再び麒麟大路へ下りてくると、同じ方向を何度も戻る必要がない。韓屋村内には宿泊施設203か所、飲食店183か所を含めて575の事業者があるため、食事や体験の時間はルートに別途確保しておく方がよい。

慶基殿・全洞聖堂・豊南門が一つの街区に重なる理由
韓屋村の北西側は、朝鮮王室と全州邑城の痕跡を同時に読み取れる区間である。慶基殿は史跡第339号、豊南門は宝物第308号、全洞聖堂は史跡第288号に指定されている。性格の異なる遺産が近くに集まっているため、短い距離の中で朝鮮王室の象徴、旧城門、近代宗教建築を順番に見ることができる。
慶基殿は村全体とは異なり、別途入場する見学施設なので、入場前に当日の運営状況と最終入場時間を確認しなければならない。一方、全洞聖堂は実際に使用されている宗教施設なので、ミサや式典の最中は内部見学を控える必要がある。写真だけを手早く撮る日程なら、慶基殿の石垣沿いの道と全洞聖堂の外観を先に見て、内部見学は開放時間に合わせて別に設定する方法が安全だ。

梧木台のデッキで屋根のラインを眺め、郷校通りへ下る区間
梧木台は、韓屋の屋根が密集する方向を上から把握しやすい場所である。公式風景ページでは、梧木台の周遊路やデッキ展望台から見た韓屋村の写真が紹介されており、村の中心に広がる低い韓屋の屋根のラインを一望するのに適している。階段や坂道があるため、大きな旅行かばん・車いす・ベビーカーを伴う場合は、梧木台の上り坂を日程から外す方が現実的だ。
梧木台から郷校通りの方向へ進むと、全州郷校と双泉の話が伝わる路地に出会う。全州市の観光案内によると、養士斎は高宗12年にあたる1875年に再建された全州郷校の付属建物で、かつて生員・進士試験の準備をしていた教育空間だったという。郷校一帯は商店が集中する太祖路より歩行者の流れが比較的分散しているため、にぎやかな通りより韓屋路地の趣を見たい旅行者に向いている。

文化鉛筆工場跡となった校洞六銭の四角い細い水路
校洞六銭の路地にある四角い細い水路は、単なる装飾用の水路ではなく、産業遺産の跡地につくられた憩いの場である。全州市の観光案内によると、ここは1949年に大田の東亜鉛筆に続いて国内で2番目に建てられた文化鉛筆工場の跡地で、工場は1978年に八福洞へ移転した。当時は約130人が働いており、工場から出たおがくずが住民の燃料として使われたという地域の生活史の記録も残っている。
この路地は太祖路の商業的な密度から離れ、工房・カフェ・韓屋の中庭を一緒に見て回れる迂回ルートである。目印となる場所は全州市完山区校洞79-77番地周辺で、梧木台通り81-8番地周辺にもカフェや韓屋が続いている。夏には細い水路の周辺が水遊びの空間として利用されることもあるが、子ども連れの場合は現地案内と水深・路面の状態を先に確認する必要がある。
梧木台スーパー・元光スーパーから自満洞禁標まで約1km
麒麟大路53番地の梧木台スーパーと麒麟大路49番地の元光スーパーは、韓屋村の入口側で30年以上営業を続けてきた商店として紹介されている。全州市の観光案内には、両店が旅行者に村の歴史や歩き方を教える非公式の案内所の役割を果たしてきたと記録されている。華やかな商店街だけを見るのではなく、この2か所を基準点にすると、梧木台の階段や自満壁画村方面を見つけやすい。
梧木台陸橋を渡ると自満壁画村へ続き、自満洞禁標は全州市完山区自満洞1ギル1-8番地にある。案内板によると、この碑石は1900年頃、高宗の命により自満洞への出入りの統制を知らせた標石である。自満壁画村は韓屋村の公式区域とは雰囲気が異なり、坂道の多い路地が続くため、昼間に韓屋村の主要遺産を先に見て、体力が残っているときに追加するのがよい。
全州駅からは「全洞聖堂・韓屋村」停留所を目指す
全州には地下鉄がないため、全州駅・高速バスターミナル・市外バスターミナルから市内バスを利用してアクセスする。全州市の資料では、「全洞聖堂、韓屋村」停留所には3-1・3-2・50番台・61・88・101・119・165・350番台・380番台・940番台・970番台の路線が停車すると示されている。バス路線や運行間隔は変更されることがあるため、出発直前に全州市のバス情報を再確認しなければならない。
下車後は、全洞聖堂・慶基殿方面を先に通って観光案内所へ向かうか、反対に観光案内所から始めて梧木台方面へ上ることができる。荷物が大きい場合、路地の石畳・坂道・歩行者の密集する区間が負担になることがあるため、宿泊先に荷物を預けてから訪れる方がよい。外国語の案内が必要な場合は、観光案内所の代表電話063-282-1330、または公式カカオトークチャンネル「全州韓屋村」へ問い合わせることができる。
第1~3公営駐車場よりも歩行優先で計画すべき日
全州韓屋村は歩行中心の都心韓屋群であり、村内に駐車スペースを期待するのは難しい。公式の駐車案内を確認したうえで、第1~3公営駐車場など周辺の駐車場を選び、徒歩で入るのが基本である。特に週末・祝日は入庫待ちや出庫時の渋滞が長くなることがあるため、自家用車の場合は午前中に駐車を済ませるか、公共交通機関を優先して検討する方が安全だ。
村自体の運営時間は24時間で入場料は無料だが、体験館・博物館・慶基殿・各店舗はそれぞれ別の営業時間・休業日・料金を設定している。そのため夜の予定では路地の散策と外観の見学に重点を置き、有料施設や体験については昼間の予約、または当日受付の可否を個別に確認する必要がある。車いす・ベビーカーを利用する人は、太祖路など平坦な周辺ルートを中心に計画し、梧木台・自満壁画村の階段区間は避けるのがよい。
訪問前の確認
- 住所
- 全北特別自治道全州市完山区麒麟大路99番地(韓屋村観光案内所)
- 営業時間
- 年中無休・24時間開放
- 休業日
- なし
- 料金
- 無料
- 電話
- 063-282-1330
- 公式サイト
- https://hanok.jeonju.go.kr/
- 交通
- 全洞聖堂・韓屋村停留所を利用。3-1、3-2、50番台、61、88、101、119、165、350番台、380番台、940番台、970番台の停車路線を確認する必要あり。
- 駐車場
- 村内の駐車スペースは限られているため、公式の駐車案内で第1~3公営駐車場などの位置・料金を確認して利用。
- 所要時間
- 路地中心2時間30分、慶基殿・梧木台・全州郷校を含めて4時間以上
- アクセシビリティ
- 太祖路など平坦な区間は移動可能だが、梧木台・自満壁画村には階段や坂道があり、車いす・ベビーカーでの移動に制限がある。外国語での問い合わせは観光案内所への電話またはカカオトークチャンネルを利用可能。
上記の情報は執筆時点のものです。訪問前に公式案内を再度確認してください。
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