済物浦から121人の出航をたどる韓国移民史博物館
韓国移民史博物館は、1902年に仁川・済物浦を出発したハワイ初の公式移民団の旅路から、世界各国に暮らす在外同胞の生活までを紹介する仁川・月尾島の博物館です。無料観覧、定期解説の時間、仁川駅から45番バスで行く方法、車いす・ベビーカーの貸し出し情報もまとめました。
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1902年12月22日、済物浦で始まった展示
韓国移民史博物館は、2003年に迎えた米州移民100周年を記念し、仁川広域市の市民と海外同胞が力を合わせて建設した韓国初の移民史博物館です。仁川広域市立博物館の所属施設として運営され、住所は仁川広域市済物浦区月尾路329(北城洞)、郵便番号は22304です。
この場所の展示は、仁川が海外移住の出発地だったという事実から始まります。ハワイへの最初の移民団121人は、1902年12月22日、仁川の済物浦で日本郵船会社の玄海丸に乗船し、日本の長崎まで2日間航海しました。

第1展示室でガリック号の模型を先に見学
第1展示室では、開港当時の仁川とハワイの状況、国内情勢、最初の公式移民が実現した過程を説明しています。壬午軍乱は1882年、甲申政変は1884年、日露戦争は1904年に起こり、こうした19世紀後半の情勢が展示の背景として示されています。
最初の移民団は長崎で身体検査を受けた後、19人が不合格となり、102人だけがガリック号に乗船しました。彼らは1903年1月13日にハワイのホノルルへ到着したため、展示室では仁川出港から船の乗り換え、到着までの順序を見逃さないことが重要です。

『布哇遊覧記』と旅券が示す移民生活
博物館の主要収蔵品には、『布哇遊覧記』、水筒、アルミ製弁当箱、革の鞭が含まれています。これらは移民を抽象的な人口移動ではなく、記録、食事、労働、移動の問題として理解させる展示資料です。
その他の主要収蔵品として、S.S.KOREAの乗船者名簿、立体鏡、コリア・マル号の船内メニュー、バンゴ(Bango、番号札)、旅券が紹介されています。船内メニューと乗船者名簿を併せて見ると、船に乗った人々と航海の日常という二つの軸を区別して見ることができます。

第4展示室で700万人の海外同胞へ視野を広げる
展示はハワイへの最初の移民で終わりません。第4展示室では、世界各国へ進出した700万人の海外同胞の近況や活動、願いを扱っています。そのため、第1展示室の出航の物語と第4展示室の現在の同胞社会を続けて見ると、博物館の範囲を把握しやすくなります。
展示説明には仁荷大学の歴史も関連づけられています。仁荷工科大学は1954年4月に開校し、1972年3月に総合大学へ昇格しました。海外の韓民族移民史と仁川の教育・都市形成がともに語られる箇所です。

無料観覧は09:00~18:00、入場は17:30まで
2026年8月26日現在、観覧時間は09:00~18:00で、観覧終了時刻の30分前まで入場できます。観覧料は無料のため入場券の費用はかかりませんが、17:30以降は入場できません。
定休日は毎週月曜日で、祝日に当たる月曜日は除外され、1月1日も休館です。観覧に関する問い合わせ電話番号は032-440-4710、代表電話番号は032-440-4710~1、ファクス番号は032-440-8821です。公式案内は仁川広域市立博物館ホームページの韓国移民史博物館ページで確認できます。

10:30・13:30・15:00の定時解説に合わせて到着
文化観光解説士による解説は10:00から17:00まで行われ、定時解説は10:30、13:30、15:00に案内されています。外国人訪問者は展示物を先にざっと見るより、いずれかの時間に合わせて到着すれば、第1展示室の出航の背景を一度に聞くことができます。
2026年のプログラムには、仁川管内の保育園・幼稚園に通う5~7歳児を対象とした「旅行と引っ越しで学ぶ移民の話」の教育プログラムと、小学生同伴家族を対象とした移民の食文化の話・エプロンのデコレーションが含まれています。家族向け教育の日程は、5月30日、6月20日、7月18日、8月22日、9月19日、10月24日、11月21日と案内されています。
仁川駅から45番バスで月尾路329まで
初めて仁川を訪れる人は、仁川地下鉄の仁川駅で下車した後、45番バスに乗り、仁川海洋高等学校停留所で降りるルートを利用できます。公式案内には仁川駅の出口番号、博物館までの正確な徒歩時間、バスの運行間隔が示されていないため、これらの詳細な数値は本文で断定していません。
自動車で移動する場合は、第1京仁高速道路または第2京仁高速道路を経由するルートが案内されています。自動車ルートは、高速道路終点、仁川港正門地下通路、水仁交差点、仁川中部警察署、仁川港第8埠頭、月尾公園の順で、観覧者用駐車場は2区画あり、無料と案内されています。
車いすとベビーカーは貸し出し可能ですが、観覧時間は別に計画
正面玄関と展示場内にアクセス通路があり、正面玄関は自動ドアのため車いすで通過できます。車いすは2台まで無料で貸し出し可能で、車いす2台が乗れるエレベーターと、1階・2階の障害者用トイレが設置されています。
点字ブロック・点字誘導線、ロビーの点字広報物・点字案内板、補助犬同伴、音声案内機が案内されており、ベビーカー2台も無料で借りられます。推奨観覧所要時間、撮影禁止の有無、現金専用かどうか、英語案内やオーディオガイドの有無は公開案内で確認できないため、この記事では断定していません。
2029年の再開館報道と現在の観覧の意義
2026年2月9日の報道では、韓国移民史博物館が250億ウォンを投入した全面改編を経て、2029年に再開館する計画が伝えられました。同報道では、敷地面積10,792㎡、延べ面積4,027㎡の規模と説明されています。
現在の展示を構成する資料は、海外の韓民族移民史の歴史・文化・生活に関連し、博物館の収蔵価値がある資料の寄贈を受けて永久保存し、展示品や研究資料として活用する方法で蓄積されています。そのため、再開館計画が報道された時点では、訪問前に公式ホームページで運営状況を確認する必要があります。
訪問前の確認
- 住所
- 仁川広域市済物浦区月尾路329(北城洞)、郵便番号22304
- 営業時間
- 09:00~18:00、観覧終了時刻の30分前まで入場可能
- 休業日
- 毎週月曜日(祝日に当たる月曜日を除く)、1月1日
- 料金
- 無料
- 電話
- 032-440-4710~1
- 公式サイト
- https://www.incheon.go.kr/museum/MU040102
- 交通
- 仁川駅で下車後、45番バスに乗車し、仁川海洋高等学校で下車
- 駐車場
- 観覧者用駐車場あり(2区画)、無料
- アクセシビリティ
- 正面玄関と展示場内にアクセス通路あり。車いす2台を無料で貸し出し、正面玄関の自動ドアを車いすで通過可能、車いす2台が乗れるエレベーターあり。1階・2階に障害者用トイレ、点字ブロック・点字誘導線、補助犬同伴、音声案内機、ロビーの点字広報物・点字案内板、ベビーカー2台の無料貸し出しが可能。
上記の情報は執筆時点のものです。訪問前に公式案内を再度確認してください。