俳優故チョ・ミンギの妻でメイクアップアーティストのキム・ソンジン（クロエビューティーショップ代表）が、久しぶりにカメラの前に立った。

キム・ソンジンは最近、Coupang Playの「ジャストメイクアップ」参加者として登場した。「ジャストメイクアップ」は、Kビューティーを代表するメイクアップアーティストたちがそれぞれの個性で熾烈に競い合う超大型メイクアップサバイバルで、歌手イ・ヒョリが司会を務め、メイクアップアーティストのジョン・センムル、アモーレパシフィックメイクアップマスターのイ・ジンスらが審査する。

彼女は「強いお姉さん」をコンセプトに自分だけのメイクアップを披露し、その後ビューティーユーチューバーのイ・サベ、イ・ジンスから審査を受けた。キム・ソンジンは二人に自分のメイクアップについて説明しなければならなかったが、「今日」と言いかけたところで涙を流してしまった。イ・サベも涙ぐみながらキム・ソンジンを慰めた。実は二人は知り合いだったのだ。

イ・サベはインタビューで「私が初めてショップに入社した時の代表の方だったので、その場に立っていると様々な感情が込み上げてきました」と語り、キム・ソンジンも「お互いに昔の記憶が蘇ったのでしょうし、これからも記憶に残り続けるでしょう。私たちが共有する記憶が原因で流れた涙なのではないでしょうか」と明かした。

キム・ソンジンは二人の審査員に向かって「私が一番年長だと思うのですが、強い女性でいたいんです。それで、もっと強い印象のメイクを選んでみました。実際にはメイクはせず、ショップ運営くらいしかしていませんでした。自信がなくなってしまい、たくさん練習しました。体で覚えたことは忘れられないと言いますよね。染みついているものが出てくるでしょう。強い女性の姿を見せたかったんです」と抱負を述べたが、結果は残念ながら脱落だった。

一方、キム・ソンジンは第1世代のメイクアップアーティストとして、シム・ウナ、パク・ジュンフン、チェ・ジンシル、シム・ヘジンなどのスター俳優たちのメイクを担当したことがある。1992年にチョ・ミンギと結婚し、1男1女をもうけた。二人は一緒にバラエティ番組に出演し、夫婦の相性の良さを見せることもあった。

チョ・ミンギは2018年、セクハラ疑惑に関連する警察の召喚を控えてこの世を去った。最後の作品は2016年のSBS「麗＜レイ＞〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」である。