錦江を見下ろす百済の王城、公州公山城2.6km歩き
公山城は、百済が漢城を失った後、475~538年に熊津(公州)へ都を移した際に王城として使われた城郭です。錦西楼から出発し、双樹亭・臨流閣・蓮池方面へ続く道は、錦江と公州の旧市街を一望できる約2時間のコースとして計画しやすいルートです。
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475~538年、漢城陥落後に熊津王都が選んだ錦江沿いの城郭
公山城は、百済が高句麗に漢城を奪われた後、475年から538年まで熊津、すなわち現在の公州を都としていた時代の王城である。錦江のほとりの丘陵を取り囲む立地は、川を利用した移動と防御をともに考慮した結果であり、城内には王宮跡と推定される空間や池の遺構が残っている。
この城は百済歴史遺跡地区を構成する8つの要素の一つで、2015年にユネスコ世界遺産に登録された。公州市の公式案内では、版築によって城壁を築いた技術や壁柱建物跡を、古代中国・日本との交流の中で百済の土木・建築技術を考察する資料として説明している。

錦西楼から双樹亭まで、王城の西門から始める観覧ルート
初めて訪れるなら、西門である錦西楼から入場し、城内へ上っていく方向が分かりやすい。公州市の王都ミッションツアーも、百済王宮跡、錦西楼、双樹亭、公山城フォトゾーン、臨流閣の順に示し、主要な地点をつないでいる。
錦西楼を通過した後は、城壁上の高低差と階段区間が続く。足首をしっかり支えるスニーカーを履くほうがよく、ベビーカーや歩行補助器具で城郭全区間を巡る行程は、坂道と階段があるため適していない。入口周辺と比べて城壁の稜線上は日陰が限られるため、夏は水と日よけを準備したほうが安全である。


仁祖が1624年に滞在した双樹亭と東城王の宴会場と伝わる臨流閣
双樹亭は、1624年の李适の乱の際に仁祖が6日間滞在した場所として知られている。名称は、仁祖が滞在した後、2本のケヤキに正三品の官位を授けたという逸話に由来し、百済王城の上に朝鮮時代の出来事の層が加わった場所である。
臨流閣は、百済の東城王の時代に宴会場として使われたと推定される建物として紹介されている。2か所を一度に見ると、公山城が百済の王宮防御施設にとどまらず、高麗・朝鮮時代まで行政や避難、宗教の舞台として受け継がれてきたことを把握できる。

北側の蓮池・万河楼から眺める錦江、2.6kmの城郭をゆっくり歩く区間
公山城の城郭は約2.6kmとされ、全体を歩くなら1時間30分から2時間ほど見ておくのが現実的である。写真撮影や案内板を読む時間、城内の王宮跡と蓮池まで含めると、2時間を超えることもある。
北へ向かうと、錦江と永恩寺の間に蓮池と万河楼がある。城壁の上からは錦江橋と公州市街を見下ろせ、訪問記では、広く緩やかな道と狭く傾斜のある道が混在している点が繰り返し言及されている。高所や長い階段が負担になる場合は、錦西楼周辺と平坦な城内遺跡を中心に時間を配分するほうがよい。

3~10月は18時・11~2月は17時、最終入場の30分前を守る
観覧時間は3月から10月までが09:00~18:00、11月から2月までが09:00~17:00で、入場締切は閉場30分前である。休館日は1月1日、旧正月当日、秋夕当日。日が短い11月~2月は16:30以降の入場ができないため、城郭全体を歩く予定なら遅くとも午後3時前後までの入場を勧める。
入場料は大人3,000ウォン、青少年・軍人2,000ウォン、子ども1,000ウォン。問い合わせは公山城観光案内所041-856-7700で受け付けており、公式観光ページはhttps://www.gongju.go.kr/tour/sub01_01_02.do である。季節行事や城郭の一部整備状況は、出発前に電話で再確認するとよい。

公州総合バスターミナルから125番、錦城洞17-1の駐車場へ向かう方法
公共交通機関では、公州総合バスターミナル付近の停留所から125番バスに乗り、公山城停留所で降りてから約5分歩けばよい。ターミナルから公山城までの所要時間は約15分と案内されており、バスの時刻表は出発前に公州市の市内バス情報で確認するのがおすすめである。
車の場合は公山城専用駐車場を利用でき、公州市錦城洞17-1一帯の駐車場は76台規模で、2018年に整備された。駐車は無料と案内されているが、週末や祭りの期間は満車になる例があるため、早めの到着が有利である。道路名住所は忠清南道公州市熊津路280で、提供された地番基準の位置は錦城洞53-51である。


公山城裏の山城市場、武寧王陵と王陵苑まで巡る半日コース
公山城だけで終わらせず、公山山城市場と武寧王陵・王陵苑を組み合わせると、熊津王都の空間構成が明確になる。韓国観光公社は、公山城・コマ列車・武寧王陵と王陵苑・忠清南道歴史博物館をつなぐ日帰りルートを提案している。
公山山城市場は1937年に開設され、公山城の城郭の下に位置する市場である。城郭散策後に食事をする予定があるなら、市場の営業時間は店舗ごとに異なるため別途確認し、王陵苑まで移動する場合は公州市内バスまたはタクシーの時間も含めて、半日以上を見ておくほうが安心である。
訪問前の確認
- 住所
- 忠清南道公州市熊津路280
- 営業時間
- 3月~10月09:00~18:00、11月~2月09:00~17:00(入場締切は閉場30分前)
- 休業日
- 1月1日、旧正月当日、秋夕当日
- 料金
- 大人3,000ウォン / 青少年・軍人2,000ウォン / 子ども1,000ウォン
- 電話
- 041-856-7700
- 公式サイト
- https://www.gongju.go.kr/tour/sub01_01_02.do
- 交通
- 公州総合バスターミナル付近の停留所から125番バスに乗車 → 公山城停留所で下車 → 徒歩約5分。ターミナルから約15分。
- 駐車場
- 専用駐車場利用可、無料。錦城洞17-1一帯に76台分の駐車場あり。週末・祭りの期間は満車の可能性あり。
- 所要時間
- 城郭全体約2.6km基準で1時間30分~2時間
- アクセシビリティ
- 入口周辺と城内の一部の平坦な区間はアクセス可能だが、城壁周回路には坂道・階段・狭い道が混在しており、車いすやベビーカーで全区間を移動するのは難しい。外国語情報は韓国観光公社の英語ページを参照できる。
上記の情報は執筆時点のものです。訪問前に公式案内を再度確認してください。